今回の内容:
再度、今後の活動について議論した。新聞は後の目標、もしくは延期となるみたい。「本紹介」や「書籍共有」が今後の活動の軸となるようだ。来週は「青空文庫」を用いて活動することが決定。また、次回の本紹介は部長になった。
著者の発表:
今回の著者 (山本) の本紹介 (『愛に時間を』というSF小説について) は量が多すぎてしまった。他の部員に対し、少なくとも量においてプレッシャーを掛けたかったが、如何せん量について文句を言われてしまった。
「ネタバレはやめてほしい」という意見もあった。読んでない者に「ネタバレ」の存在が判別できるのだろうか。発表では作品の核心部分には触れていないはずである。短時間で見ることのできる情報量の少ない映画でもなければ、奇想天外でどんでん返しのある小説でもない。ストーリーの流れ自体に作品の主旨があるとも思えない (少なくとも著者はそう思っている)。巻の全てが絶版しているし、おまけに理屈っぽくて読みづらい。そもそも、ネタバレがあったとして実際にどのくらいの人がその本を読むのだろうか。
それでも作品についての情報がゼロの状態で読みたいというのであれば、あらすじの説明や面白い箇所についての言及は避けるべきかもしれない。著者も「この作品はこんな感じでこういう面白さがあります」とふわっとした短文で終わると思う (それでは作品について話し合えないじゃないか)。本の裏表紙でも読めば良いのである。
作品の紹介とネタバレは何が違うか気になる。ネタバレというのは避けるべきものとされ、作品をレビューするとき、レビューする側はその配慮をすることが多い。映画『君の名は。』で登場人物二人の人格が入れ替わることは皆が知っているし、『名探偵コナン』の主人公コナンが工藤新一であることを言っても、誰もネタバレをするなと怒ることはない。少なくとも、その作品においてどの程度その内容が知れ渡っているか、その作品の主旨は何かということが関わりそう。多分、ネタバレの扱いについての本は既にあると思う。
著者が個人的に文芸・批評について知りたいと思っていて、それについて文藝部で使えるネタがある。今のところ御蔵入。